やせ細る水産資源
日本近海の年平均海面水温はここ100年で1.07℃上昇。北海道では20年で昆布が半減、イカが60年で10分の1、鮭やサンマも減少。この20年で北海道産の昆布の収穫量は半数に減少。昆布を好物とするウニも、身入りの悪い「ヤセウニ」になったりしている。
昆布の国内生産量の95%を占める北海道。その18年度産予想生産量は1万5836tで、不作となった昨年量(1万3260t)からは若干回復。しかし、平年比(過去10年)では6.9%少なく、依然とした減少傾向にある。最もボリュームの多い函館地区が4510t(うち養殖3983t)となってしまっている。