運動は瞬く間に世界中の国や地域、業界を超えて広がりました。アメリカ大陸からヨーロッパ、そしてアジアへ、また大学などの教育施設、宗教組織、慈善財団などから、地方自治体、さらに金融業界にまで広がりを見せています。
金融機関が気候変動を加速するような事業ではなく、再エネなどの脱炭素を実現するサステナブルな事業を支援するよう、預金者・顧客として声を届けることが大切です。意思表明のパワフルな手段の一つは、預金を、化石燃料や原発などを支援している金融機関からダイベストし、そうした産業を支援していない「クールバンク」に乗り換えることです。
COOL BANKは、地球温暖化の原因となる『化石燃料』や、持続可能でない『原発』に投融資が確認されなかった金融機関と定義しています。
多くの銀行の場合、銀行口座に預けているお金は、その銀行が化石燃料や原発関連企業に貸出したり、投資する資金源となってしまっています。
気候変動を悪化させている銀行から預金を引き上げ(ダイベスト)、口座を乗り換えることが、その資金源を断ち切らせる一歩になります。
350 Japanは、金融機関のみならず、関係する政府機関とも対話を行っています。政府として、サステナブルな金融行政をどのようにして実現していくのか、といったテーマについて定期的な意見交換を行っています。